先日の国際セミナーの際、先生に言われた言葉は「我々は2種類の言語を使えなければならない」だった。
つまり、我々の間で話す言葉と患者さんに対する言葉である。
うちの嫁は去年まで近くの整形外科クリニックで助手として勤めていた。
そこの先生は高齢で、残念ながら去年大病を患ってクリニックを閉め、今年亡くなってしまった。
その先生はドイツで徒手医学を学び、オステオパシーにも理解があった(治療してくれとは言われなかったが)。
私とそっくりだった(嫁談)というその先生は、言っていることが難しく、うちの嫁が常に先生の隣で患者さんに通訳していたらしい。
さて、私はこの度、治療院のサイトを開設し、患者さん向けのブログを始めた。
好き勝手書いているこちらのブログと違って、治療院のサイトの方は嫁の検閲が入る。
最初の記事も長い文章をバッサリと削除させられ、言い回しのいくつかも変更させられてしまった。悲しい限りである。
しかし、実際に患者さんと会話している時、隣に嫁はいないので、これがいい学びの機会になっていると思う。
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所長
院長 : オステオパシー 川原治療院
ここに書かれていることは一人のオステオパスの個人的見解であり、オステオパシーの標準的な考えとは限りません。批判や意見は大歓迎です。

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良い奥様が居られるのですね(笑)
先日に入院していた病院でリハビリのタッフの研修をしていました
「コミュニケーションの取り方」について「患者様」とまた「専門家」での会話など・・・どう対処するのか?
私達はつい当たり前のように言葉を使うけど、「患者様」にはわからない表現は多いものです
当たり前は当たり前ではないので何時までも勉強だなって所長の雑感を読み改めて思いました
ありがとうございます(笑)
本当に勉強になりますよ。まあ、相手が医療関係者だったら簡単に伝わるのにと思うともどかしく感じるのですが。