我々が扱うものの中で、大事なものは往々にして隠れているものである。目に見えないものをどうやって見ればよいのか。それは我々にとって切実なテーマである。私は3つの方法があると思う。
知識と経験
夕食後、嫁さんが「頭が痛い」と言って横になっていた。
システムの性質
今朝、初めてこのブログにコメントをいただいた。非常に嬉しかった。誰のコメントか確認してみた。いとこの兄ちゃんだった(笑)。兄ちゃん、いつも気遣ってくれて有難う。
いとこの兄ちゃんといっても柔道整復師の大先輩である。最近は心理学を勉強しているとのことである。激励や冷やかしではなく、まじめな意見を述べてくれていたので、私もまじめに返事を書こうと思う。しかし、長くなってしまったので、記事にすることにした。兄ちゃん、さらしてしまってごめんよ。
因果関係その2
昨日の投稿では、因果関係が完全に把握できないという現実を前にして、我々臨床家に何ができるのかという課題を残した。昨日の記事は他の団体の偉い先生(たとえばIZW先生とか)も読んでくださったようなので、意見を聞かせていただきたかった。
では、私の考えを述べよう。
因果関係
オステオパシーの創始者アンドリュー・テイラー・スティルは著書の中で、しつこいくらいにこの因果関係に関することを記している。端的に言うと「結果ではなく原因に対処しろ」ということである。
しかし現実的には、この因果関係を明らかにするということは一筋縄ではいかない。その理由はいくつもあるのだが、代表的なものをいくつか挙げていこう。
大阪での講義—診断学
現在、全日本オステオパシー協会の大阪支部で「診断学」の講義をさせてもらっている。